Ｐ－ＬＶ７１９Ｒ 1999年11月撮影
１９８７年に前年登場したスーパークルーザーＳＨＤ（Ｈ６０１）のハイデッカ仕様としてハイデッカⅣ（Ｈ４０１）とハイデッカⅤ（Ｈ５０１）を統合して登場したのがスーパークルーザーＨＤ（Ｈ７０１）で川崎系統におけるハイデッカシリーズとしては最後の車種となり、初代ガーラ登場まで生産していました。
車体内容
車体としては前年登場したＨ６０１に対して車高を約３６センチ低くしてハイデッカのボディとなったのが特徴で現在の大型観光・高速型車両とほぼ同じホイールベースやＩＳＯ１０穴ホイールを早い時期から採用し１９９０年の仕様変更では側面非常口の位置を側面最後部窓の中央部分に統一した程度と殆ど変更なく１９９３年に本格的なマイナーチェンジを実施しています。
エンジン概要
エンジンについてはいすゞ独自のＶ型１０気筒エンジンを採用し、昭和５８年規制車については標準出力仕様に１０ＰＣ１－Ｓ型、低出力仕様に１０ＰＣ１－Ｎ型を搭載し、平成元年規制車については排気量を拡大したエンジンで標準出力仕様についてはバス専用となる１０ＰＤ１－Ｈ型、低出力仕様については１０ＰＤ１－Ｎ型を搭載しています。