セレガFD 前期型 
●エヌシーバス 
U−RU3FTAB 1999年6月撮影
車両概要
1990年7月に平成元年排ガス規制へ適合させる為にブルーリボンのRU60/63シリーズが8年ぶりにフルモデルチェンジを実施して登場したのが初代セレガであり、その中で主力となったのがこのFD(フルデッカ)です。
車体内容
仕様としては普及仕様のみの設定で曲面をと空気抵抗を重視した設計で前面には一周を取り巻くオーナメントランプをはじめとした独自の装備や冷房装置についてはサブエンジン式を標準としオプションの直結冷房については二種類設定され通常のパッケージタイプの他に現代の車両では一般的となった室内4ゾーン分散コントロール機能を持ったインテグレートゾーンエアコンが用意され、特に後者については採用事例は珍しかったが基本仕様についてはブルーリボンのときのフルデッカとほぼ同じ仕様となっています。
エンジン概要
エンジンについては従来のエンジンを改良再設計したV型8気筒のエンジン2種類を設定し、標準出力仕様にはF17E型、新規設定となった高出力仕様については排気量20リッターを持つOHVとしては世界初の4バルブを採用したF20C型を搭載し、1992年の一部改良で保安基準の変更によってABSが標準となった他、F20C型エンジン搭載車については馬力およびトルクが改善されています。 
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