ＫＣ－ＲＸ４ＪＦＡＴ 1998年4月撮影
１９９６年に日野が当時の業務提携先で後に日野の親会社となるトヨタ
との間における相互ＯＥＭ供給の一環としてリエッセの観光・自家用仕様をコースターＲの名称でＯＥＭ供給した車両で、トヨタは同時にマイクロバスのコースターをリエッセⅡの名称で日野へ供給し後にＯＥＭのヒット作に成長するのに対してコースターＲは販売台数が少なく２００４年に日野がいすゞとの合弁工場で両社共同生産と同時にＯＥＭ供給も終了し現在はトヨタが日野への単独ＯＥＭでリエッセⅡを販売し続けています。
車体内容
基本仕様については白色以外の純正色の設定とサイドストライプのデザインが異なるの以外はリエッセと共通でコースターＲのグレード構成については観光仕様が上級仕様の「エクセレントサルーン」、標準仕様の「スーパーツーリング」、廉価仕様の「スーパーデラックス」と自家用仕様の「デラックス」の４グレードで展開し観光仕様における塗装の上下の塗り分け位置はオリジナルのリエッセと同様の塗り分けでサイドストライプのデザインが異なるので別の位置の塗り分けの様に見えるのと内装関係の標準設定内容についてはリエッセと同じ仕様です。
エンジン概要
エンジンについては日野オリジナルのリエッセと同様に中小型車用の直列４気筒ＯＨＣ４バルブで排気量５．３リッターのＪ０５Ｃ型エンジンを搭載し、観光用についてはグレードによりインタークーラ付ターボのＪ０５Ｃ－Ｔｉ型とＮＡのＪ０５Ｃ型、自家用仕様においてはＮＡのＪ０５Ｃ型のみを搭載しサスペンションについては用途・グレードに問わず前後共にエアサスを搭載しブレーキについてもエアオーバーブレーキを採用しています。