不明 1998年7月撮影
１９９３年に日産ディ（現・ＵＤトラックス）がベルギーのヨンケーレ（現・ＶＤＬバス＆コーチ）との技術提携によって日本から輸出したフルフレーム付シャシーに日産ディーゼルフィリピン車体架装を行い１９９６年から右ハンドル仕様の車両が日本の法規に適合させ逆輸入した車両で、大半の車両については東京空港交通へ納入しました。
車体内容
車体については当時のヨンケーレの車体デザインと共通したデザインを採用し、外板についても鋼板の採用は扉や窓下の部分に限られアルミ・ステンレス・ＦＲＰ等を使用し基本仕様についてもメーカ推奨仕様が設定され、日本の事情に合わせ現地向け車両と異なる仕様ですが室内についてもＥＵの車両に近い内装となっています。
エンジン概要
エンジンについては本来なら直６ターボエンジンを搭載していますが日本では二種類のＶ型８気筒エンジンが採用され、標準出力仕様についてはＲＧ８型、納入台数が少なかった低出力仕様についてはＲＦ８型を搭載し懸架装置についても前輪についてもシャシーの関係から車軸懸架となり、ブレーキについても日本ではエアオーバーブレーキを基本として標準出力仕様に限りフルエアブレーキもオプションで設定していました。