ＫＣ－ＭＳ８２９Ｓ 2010年1月撮影
１９９７年の１２月にマイナーチェンジを実施し、１９９８年から生産開始したニューエアロバスの後期型におけるスタンダードデッカで１９９８年５月以降は生産拠点をＭＢＭ（現・ＭＦＢＭ）に統合してから生産した車両が大半を占めています。
車体内容
仕様については標準仕様のＳＡ仕様と廉価仕様のＳＤ仕様の２種類の基本仕様を展開し、この時のマイナーチェンジではＥＣＥ・Ｒ－６６基準に適合した車体の構造強化が最大の目的でこの時においての変更点は殆ど見られず１９９９年に騒音規制強化に伴う一部改良を実施した時にマフラーの左側から右側への移設、リフレクタの大型化および廉価仕様の前照灯を規格型の角型前照灯から標準仕様と同じプロジェクト式に変更した程度となっています。
エンジン概要
エンジンについては前輪独立懸架を採用する標準仕様と前後車軸懸架となる廉価仕様では異なるエンジンを搭載し、騒音規制強化に関係なくＶ型８気筒のエンジンで標準仕様についてはハイデッカの標準出力仕様と同じ８ＤＣ１１型、廉価仕様については８ＤＣ９型を搭載しています。