ＰＫＧ－ＬＶ２３４Ｎ２ 2008年7月撮影
２００７年に日野との共同生産・統合車種に移行して初めてとなるマイナーチェンジが実施したエルガのノンステップ車で、主に平成１７年排ガス規制と灯火器の新ＥＣＥ基準への対応が目的で他の部分においても色々と変更が見られた他に他社の製造撤退により国内では唯一となったＣＮＧ車の設定もあります。
車体内容
車体についてはエンジンのインタークーラの大型化により左側後部にエアインテークを新設したのが最大の特徴でエンジンがディーゼルとＣＮＧ共に装備していますがＣＮＧの場合形状が異なりディーゼルに対して大型サイズとしている他、灯火器の新ＥＣＥ対応についても共同生産している日野のブルーリボンと異なり形状に変更がなく、独特の前照灯の形状はそのままでワンステップ車と最低地上高を統一しました。
エンジン概要
エンジンについては自社製の中型車用６気筒インタークーラつきターボエンジンを採用しディーゼル車には２種類、ＣＮＧ車には１種類のエンジンを設定しディーゼル車ついては標準出力仕様として６ＨＫ１－ＴＣＣ型、高出力仕様には６ＨＫ１－ＴＣＳ型を搭載しＰＭ１０％低減達成レベルの低排ガス認定制度に対応し、車両総重量１４屯を超えるＭＴ車は平成２７年燃費基準を達成しています。そしてＣＮＧ仕様のエンジンは新開発のインジェクションを採用したＣＮＧ－ＭＰＩと呼ばれるシステムで６ＨＫ１型をベースにＣＮＧ化した６ＨＦ１－ＴＣＳ型を搭載しディーゼル車と異なりミッションも５速トルコンＡＴのみの設定となっています。