ＬＫＧ−ＭＰ３５ＦＭ 2011年7月撮影
２０１０年に平成２１年排ガス規制（ポスト新長期規制）へ適合させるのを目的にシャシー関連を中心とした大幅なマイナーチェンジを実施したニューエアロスターのワンステップ車でエンジンを日産ディ（現・ＵＤトラックス）製から自社製のエンジンに戻し、ミッションも国産大型フルサイズ路線・自家用系車両では珍しい全車トルコンＡＴを採用し、２０１２年にも低排ガス認定制度への対応などの一部改良を実施しています。
車体内容
車体関連についてはシャシー関連と異なり従来の車両と殆ど変更は無く、ホイールの新ＩＳＯ規格の１０穴ホイールの標準化および中扉後方の段差部分の通路幅の拡大、保安基準変更への対応などが行われ、２０１２年の一部改良では冷房装置をデンソー製に統一し、アドブルータンクの容積拡大により給水口の蓋の位置がやや上方へ移設しています。
エンジン概要
エンジンについては中型車用エンジンでは９．２リッターと最も大きな排気量を持った日産ディ製のＭＤ９２型の生産終了に伴い再び自社製エンジンの採用となり、エンジンとして他のメーカと同様に中型車用のエンジンを採用し、ダイムラーグループ各社共通のブルーテックを採用した６Ｍ６０（Ｔ２）型一種類を採用しています。