ＬＫＧ－ＬＶ２３４Ｌ３ 2012年8月撮影
２０１０年に平成２１年排ガス規制（ポスト新長期規制）に適合させる目的でマイナーチェンジを実施したエルガのワンステップ車で、ホイールの新ＩＳＯ規格化や運転席周辺など様々な部分において仕様変更が見られ従来の車両と区別がしやすくなり、２０１２年には低排ガス認定制度への対応や各種保安基準変更に伴う一部改良を実施しています。
車体内容
この時のマイナーチェンジで運転席周辺の形状の一新の外に外観についてもエンジンの尿素ＳＣＲ化により中扉後方にアドブルータンクの新設や平成１７年排ガス規制適合車の車両に見られたインタークーラのエアインテークの廃止などで中扉については引戸を標準設定とし四枚折戸を改造扱いによりオプションとして設定しています。
エンジン概要
エンジンについては従来から搭載している自社製で中型車用の６気筒ターボエンジンである６ＨＫ１型を尿素ＳＣＲ化する等の改良を実施して平成２１年排ガス規制に適合させたエンジンを二種類設定し、標準出力仕様の車両には６ＨＫ１－ＴＣＣ型、高出力仕様については６ＨＫ１－ＴＣＳ型を搭載し２０１２年春以降は低排ガス認定車として基準値よりＮｏｘやＰＭを１０％低減レベルへの認定を受け、車両総重量１４屯以上の車両は平成２７年燃費基準（２０１２年４月以降のＭＴ車については＋５％）を達成しています。