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バリエーションファイル エアロバス・ハイデッカ・初期型
京都滋賀交通 P−MS725S
1982年に登場した初代エアロバスのハイデッカにおける標準的な車両で当時は側面逆T字窓が多く、1984年末に実施するマイナーチェンジ以前に生産した車両は運転席周辺などにMS6シリーズから流用したインパネ等が最大の特徴となっていました。
1998年7月撮影
知多乗合 P−MS725S
初代エアロバスの生産拠点でもある愛知県では発売と同時に多数の事業者に納入され、当時の名鉄グループでは殆どの事業者が名鉄の車両と共通した塗装および仕様を採用しているのが特徴ですが前輪独立懸架についてはこの当時名鉄では一部を除いて採用せずグループ各社のみの採用に留まっていました。
1994年10月撮影 
ばんけい観光バス P−MS725S
現在は撤去しているが自社発注した初代エアロバスについては全ての車両の屋根にロケットマーカーランプを搭載していた事で有名なばんけい観光の初代エアロバスでも譲渡車両については全ての車両が自社発注車両最大の特徴だったロケットマーカーランプを装備していなかったのが特徴です。
1997年10月撮影
北日本交通 P−MS725S
譲渡車両ですが初代エアロバスでの初期生産車両では珍しかった側面T字窓を採用した車両で1989年の保安基準改正前における採用事例は珍しく冷房装置についてもオプションで設定していたデンソー製サブエンジン冷房を搭載しています。
1994年11月撮影
サンライズバス P−MS725S
現在の名鉄バス東部の営業所にあたる名鉄の蒲郡営業所が分離独立して発足し名観グループの一社となったサンライズバスが貸切事業開始後に親会社の名観から転籍したエアロバスで名観が発売直後に導入した車両で1989年の保安基準変更後に復活すた特徴のある円盤型アンテナに側面メトロ窓の組み合わせを採用していました。
1994年11月撮影
名古屋観光自動車 P−MS725S
名観が1984年頃に導入したカラオケバス「ブラボー」で最初の1台のみがエアロバスのハイデッカで座席数も少なく右側中央はサービスカウンタを設置するなどの特別車両で独特の円盤型アンテナの他に独特な形状をしたロケットマーカーランプを装備し同じブラボーでもスーパーエアロTと若干異なる仕様の車両でした。
1994年11月撮影  
ニセコバス P−MS725S
中央バスグループのニセコバスが経年貸切車両を路線車両へ転用した1台で側面窓は当時としては珍しかったT字窓が特徴で路線バスでも主に貸切転用車両は中距離路線を中心に運用しています。
そしてバンパーについてはモノコック構造の車体の時に多く見られたメッキバンパーが特徴でエアロバスでは少数派のバンパーとなります。
1997年10月撮影 
東京空港交通 P−MS725SA
リムジンバスが最初に導入したエアロバスで前面左右分割窓や左側のスライド式トランクルーム等独自の仕様が特徴の車両ですが初期生産した初代エアロバスについては直結冷房の設定が無かった事からサブエンジン冷房を搭載しスライド式とランクルームにサブエンジン冷房を装備した車両他の事業者でも見られたが全国的に珍しい仕様となります。
1997年4月撮影