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バリエーションファイル R3 後期型
常交いわき観光自動車 P−LV719R
いすゞLV7シャシーに架装したR3でHD−Tと併売していた時期にHD−Tを導入せず、7HD登場までR3を導入する事業者も多数見られ外観としても側面カーブガラスや1970年代後半のネオプランタイプの前バンパーを装備するなどR3の高級仕様を持ちながらISO10穴ホイールや他社と異なるホイールベースがLV7シャシーの特徴です。
2000年11月撮影
東京ヤサカ観光バス P−LV219S
いすゞLV2シャシーに架装したR3の高級仕様の外観を持った車両で、東京ヤサカの場合、HD−T発売以降R3からHD−Tに変更しているのでこのシャシーにおける導入台数は少なく、塗装についても他のヤサカグループ各社の車両と前面の塗り分けが新型セレガやガーラの様に共通の塗り分けをしていました。
1995年3月撮影
群馬バス P−RA53TE
日産ディP−RA後期型シャシーに架装したR3でいすゞ車と併用で導入した車両となり、群馬バスでもHD−T発売後もR3を導入し、側面窓のカーブガラスなど高級感があったR3の特徴的な装備を持つ車両です。
1996年9月撮影 
東北急行バス P−RU638BB
現在は高速バスのみを運行している東北急行が観光バスを運行していた時に保有していた日野P−RU後期型シャシーに架装したR3で、東北急行の車両に限って東武グループ共通塗装の車両で側面に東武グループのタイトルが無いのと標準出力仕様のエンジンが特徴でした。
1996年1月撮影
井笠鉄道 P−MS725S
ふそうMS7シャシーに架装したR3で、初代エアロバスが登場する前後に架装したMS6シャシーに架装した車両より架装台数は少なく、井笠の場合はMS7の殆どがR3を架装し、画像の様に高速バスの続行便として運行したときには社名表示灯の部分に行先を示したステッカーを貼り付けて対応していました。1 999年5月撮影
三重交通 P−LV219S
三交が導入したいすゞLV2シャシーに架装した車両で標準車両については前面窓は左右分割窓・側面窓はメトロ窓を採用し、いすゞとふそうのシャシーでまとまった台数の車両を導入され、三交ではこの当時の観光バスが後に近距離高速バスに転用する事例が見られましたがR3については転用事例がなく富士重工ボディのハイデッカについては観光バスはR2、高速バスはR2と用途に合わせて車両を導入していました。
1998年10月撮影
加越能鉄道 P−RA53TE
日産ディP−RA後期型シャシーに架装したR3で普及仕様にあたる側面平面ガラス仕様はカーブガラスを採用した車両と異なり側面の窓も自由に選択することが可能となり、加越能では保安基準変更前から側面窓にT字窓を採用しているのとR3についてもこの時に導入した車両までがR3の標準タイプの前バンパーを装備しています。
1997年9月撮影
龍神自動車 P−RA53TE
一部の事業者ではHD−TとR3を併用する事業者も見られ、龍神の場合はR3では珍しい前面左右分割窓と側面T字窓を組み合わせた仕様を採用し、この車両についてはHD−Tを導入した後にR3を導入するパターンもみられました。
2002年4月撮影 
近江鉄道 P−RA52T
騒音規制強化前に生産していた日産ディP−RA前期型に架装したR3で、同じP−RAでも前期型と後期型では搭載するエンジンの他に運転席周辺やラジエータグリルなどの形状が異なるのが特徴であるのと近江の場合は西工のボディを架装した車両と併用しR3については前期型のみの導入に留まりこの車両は観光バスから定期観光用の路線車に転用した車両です。
1996年11月撮影
北海道中央バス P−RU638AA
日野P−RU60/63前期型シャシーに架装したR3で、オリジナルのブルーリボンと異なり前期型と後期型では外観の変化はなく全国各地で架装事例が見られた組み合わせで中央バスでも他メーカのシャシーに架装した車両と併用しこの車両については観光バスから路線バスに転用した車両ですが塗装についても観光バス時代のままとなっています。
1997年10月撮影
頚城自動車 P−MS725S
頚城バスでは複数のメーカのシャシーに富士重工のボディを架装した車両を保有していたときがあり、この車両はふそうMS7シャシーに架装した車両でR3においては普及仕様で元々は観光バスとして導入し後に新潟県内の高速バスの車両に転用した車両で観光バス時代の愛称ものこっていました。
2003年4月撮影
琉球バス P−RA52R
沖縄でも1980年代半ばまで殆どの観光バスの車両が九州と同様道路事情の関係で短尺車が殆どを占めていた時代があり、この車両についても日産ディP−RA前期型シャシーに架装した車両を観光バスから路線バスに転用した車両で前面窓の中に方向幕を新設したり側面の扉を折戸に改造するなど大掛かりな改造を実施し郊外線の路線車両としています。
1999年2月撮影
銀嶺バス P−LV719R
2000年までに自社発注した車利用の殆どが富士重工のボディを架装した車両で占めていた銀嶺のR3で、いすゞLV7シャシーに架装した車両に更新修繕を施行した時に前バンパーおよび前照灯周辺を同じいすゞLV7シャシー用HD−Tのバンパーに変更しています。
1995年12月撮影
讀賣観光 P−RU638BB
旅行代理店の読売旅行の傘下である読売観光(現・読売観光バス)の車両は昔から日野の車両を導入し、1993年頃まではほぼ全ての車両が富士重工のボディを架装し、R3では騒音規制強化後のP−RU後期型シャシーに架装した車両はHD−T用バンパーに日野純正の前照灯を装着した独特な外観をしています。
1998年11月撮影
三重急行自動車 P−MS725S
三重急行が1989年に1台だけ導入したR3で、シャシーについては架装実績が少なかったふそうMS7後期型シャシーに架装しスーパーハイデッカの導入を進めていた中でのハイデッカとなり内・外装についても当時の三交の車両と基本仕様を合わせて濃色ブロンズ窓を側面窓に採用しています。
1999年6月撮影
秩父鉄道観光バス P−LV219S
秩父鉄道からバス事業を分社して発足した秩父鉄道観光には秩父鉄道直営時代に導入したR3でこの車両についてはHD−T発売以降に導入した車両ですが前のバンパーを珍車とも言われたR3とHD−Tの中間的な車体だったR3Pのバンパーを装着しています。
1999年8月撮影
日東交通 P−RA53TE
富士重工ボディのバスの納入比率が高かった千葉県の日東交通では1997年に開通した東京湾のアクアラインを走行する高速バスの車両に新製車と併用して観光バスからの転用改造車を導入した車両で日産ディのシャシーでは殆ど架装事例のなかったR3Pのバンパーを装着しています。
1998年5月撮影
日立電鉄 P−LV719R
常磐道の高速バスに日立電鉄が参入した時に新製したいすゞLV7シャシーに架装R3で外観は折戸や側面メトロ窓を採用する等質素な仕様の車両ですが常磐道関連の高速バスおよびR3でおそらくこの車両だけと思われるのがハイデッカで横4列シートの座席配置に右側ホイールベース中央トイレの組み合わせをしています。
1997年3月撮影
ジェイアール東海バス P−RA53TAE
国鉄が分割直前の1987年に4台導入した日産ディのシャシーに架装したR3で、国鉄専用車生産終了後に東名・名神高速バス専用車両として導入したうちの1台がJR東海に引き継がれた車両でR2と同様、前面左右分割窓に5B用の前バンパーを組み合わせる等国鉄仕様の特徴でした。
1996年2月撮影
昭和自動車 P−RU637BB
昭和バスが日野P−RU後期型の短尺シャシーに架装したR3で、元々は高速バスとして新製した車両を路線用に転用した車両で側面窓は平面窓仕様のT字窓で前のバンパーについては5Bのバンパーを使用していますが国鉄向け車両と異なり角型前照灯仕様のバンパーで方向幕を備えた社名表示灯の他に小型の行灯を装備していた跡が前面に残ってます。
2002年8月撮影