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バリエーションファイル ハイデッカW 後期型
山梨交通 P−LV219S
H401(ハイデッカW)と同時に登場したH501(ハイデッカX)はH401より廉価で側面窓の組み合わせも豊富で標準的な窓配置もH401では構造上設定ができない逆T字窓を標準採用し山梨交通では最終導入車両以外はこの側面窓を採用し観光バスの他に中央道の高速バスにも導入していましたが当時は観光バスに対して代替周期が早く代替されたのに対して観光バスの方は近年まで見られました。
2001年3月撮影
岩手県交通 P−LV219S
岩手県交通が傘下の岩手観光バスを吸収合併して引き継いだ車両で元々はバス事業を撤退した大富士開発が保有していた車両で前面分割窓・折戸の組み合わせで合併後は路線バスに転用した車両で中距離以上の路線運用をしています。
2004年7月撮影
十和田観光電鉄 P−LV219S
国際興業グループの観光・高速型車両としては珍しくグループ共通塗装を採用せず独自の塗装を採用した車両で元々は高速バスとして導入し車両代替によって長距離路線バスに転用した車両となり側面窓についてはT字窓を採用しています。
2004年7月撮影
青森市交通部 P−LV219Q
ハイデッカX(H501)の短尺車でこの車両についても青森市営バスが観光バスとして導入した車両を路線バスに転用改造を実施した車両で、前面窓は左右分割窓、側面窓についてはT字窓を採用していますが側面最初の窓の下の部分が標準仕様と異なる直角の形状をしているのが特徴です。
2004年7月撮影
ケイエム国際 P−LV219S
藤田観光自動車が現在は合併により消滅しているKMグループの国際ハイヤーの傘下に入ったのと同時に社名変更を実施し車両についても塗装は藤田観光時代の塗装を継承しタイトル関係の変更のみに留まっていた時代の車両でH501でも前のバンパーはH401と共通の縦置前照灯仕様ではなく横置前照灯をオプションで装着しています。   
1998年4月撮影
三重交通 P−LV219S
いすゞの大口ユーザである三交におけるP−LV2は殆どの車両が富士重工ボディの車両で占めていたのでH501の導入は少数に留まり、仕様としても乗車定員62人のジャンボ60のみとなり、1990年代後半に入ると殆どの車両が座席数が多いことから近距離高速バスに転用改造されるがこの車両については廃車まで貸切車だったのは珍しいです。
1996年7月撮影