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バリエーションファイル ジャーニーK・路線仕様  前期型 
徳島市交通局 P−LR312J
大型バスのキュービックと同時開発によって登場したジャーニーKの路線仕様における標準的な仕様の車両で徳島市営バスでは交通バリアフリー法施行前の高知を除く四国地方の事業者としては珍しく前中扉を採用し、前面の方向幕についても系統幕との分離型を採用していました。
2000年1月撮影
千葉内陸バス P−LR312J
保有する車両の殆どが日野車で占めている千葉内陸バスですが1990年代後半に親会社の京成から千葉県内の一部の路線を事業移管した時に引き継いだジャーニーKで、元々千葉県仕様の車両だったので関東地区の路線バスとしては珍しい前後扉の車両です。
1999年8月撮影
山梨交通 P−LR312J
ジャーニーKの路線仕様における冷房装置は屋根上にコンデンサを置く直結冷房が標準仕様ですがオプションでキュービックによく見られたビルドイン仕様の直結冷房を装備した車両で装備率は低く、外観でも着色窓と床下の外気導入ルーバがなければ非冷房車に近い外観となっています。
1999年11月撮影
ジェイアール東海バス P−LR312J
国鉄時代に導入した中型車は大型車と異なり各メーカ標準車体をベースに細部を大型車の国鉄仕様に基づいた装備で製造し、方向幕のサイズ・位置や小糸製座席を装備し、この車両は路線用の車両ですがリクライニングシートを装備し、現在のワンロマ車に近い仕様の車両もありました。
1998年12月撮影
遠州鉄道 P−LR312J
当時の遠鉄では路線車両の側面窓は基本的にメトロ窓を採用していたがいすゞ車に限って側面窓を現在の観光・高速型車両が標準採用しているT字窓を装備し、ジャーニーKでも観光・自家用仕様で標準装備だったこの側面窓を路線仕様で採用するのは珍しかったです。
1996年12月撮影
茨城交通 P−LR312J
茨交が2001年頃に都バスから譲渡したジャーニーKで、当時の都バス中型車で逆T字窓を採用していた時に導入したジャーニーKにおける最終期となる1988年式で乗降方法が前のりの短区間仕様から中のりの多区間仕様に改造した以外は都バス時代の外観を留めています。
2004年7月撮影
佐世保市交通局 P−LR312J
佐世保市営バスが旧塗装時代に導入したジャーニーKはこの世代の車両としては珍しく他のメーカの車両も含めて前後にメッキバンパーを装備したのが特徴で、扉も前中折戸を採用しています。
2004年9月撮影
鹿児島交通 P−LR212J
1987年に中・長距離路線用に当時の鹿児島交通が導入したジャーニーKで、前扉のみのエアサス車で車両としては路線仕様の車両ですが側面窓も当時の観光・自家用仕様に標準装備していたT字窓を採用し座席配列も2人掛中心の座席配列となります。
1999年10月撮影
昭和自動車 P−LR312J
昭和バスの自社発注における中型車は西工や富士重工といった汎用車体を架装している車両のイメージが強いですが、オリジナルの車両についても台数は少ないものの導入したことがあり、ジャーニーKでも特徴のあるサイズの前面および側面の方向幕を採用しています。
2005年9月撮影
東急バス P−LR132J
東急バスでは2000年まで路線バス車両においてフォグランプを装備せずに導入しており、このジャーニーKでもフォグランプの部分が塞ぎ板風のプレス加工がしてあり、P−規制におけるジャーニーKで他にフォグランプを装備していなかった事業者による導入が見られなかったので珍しい仕様の車両となります。
2002年8月撮影