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バリエーションファイル 初代エアロバス ハイデッカM
名古屋鉄道 P−MS725S
1988年のマイナーチェンジと同時に追加設定となったエアロバスのハイデッカMで、殆どの車両が1989年の側面窓における保安基準変更後に製造した車両で占め、名鉄の様に用途などに合わせて通常型のハイデッカと併用した事業者も見られました。
1994年9月撮影
札幌観光バス P−MS725S
側面窓の保安基準変更前に製造した札幌観光のエアロバス・ハイデッカMで、昭和58年排ガス規制適合車については前面の外部扉開閉装置の位置がフロントパネル左側にあるのが特徴であります。
2000年10月撮影
大阪名鉄観光バス P−MS725S
現在の近畿観光の一部にあたる大阪名鉄がかって保有していたエアロバスのハイデッカMで、一部の車両についてはこの様に観光バスのハイデッカとしては珍しい側面固定窓仕様の車両も在籍していました。
2000年11月撮影
名古屋遊覧バス P−MS725S
2006年に廃業した第三セクター事業者だった名古屋遊覧が1989年に2台だけ導入したエアロバスのハイデッカMで名称も「さくら」と「みずほ」でこの年は名古屋市営地下鉄の桜通線が開通した年でもあり名称も関連している可能性が高いと思われる車両です。
1994年11月撮影 
神姫バス P−MS725SA
エアロバスのハイデッカMとしては珍しかったフルエアブレーキ仕様の車両であり、神姫の場合この車両を導入した当初は側面の窓色が現在では最も普及している濃色の緑色着色窓を採用していたのが特徴であり、側面窓の保安基準変更前に登録した車両なので逆T字窓の側面窓となっています。
1996年1月撮影
京阪国際観光自動車 P−MS725S
1998年に廃業したKISBが導入したエアロバスのハイデッカMで、この当時のKISBはスーパーハイデッカを中心に導入していた時期で窓も後方2枚を固定窓とした独特な仕様で導入時期によって若干の仕様差異はあったものの1998年の廃業まで活躍していた車両です。
1995年6月撮影
岡崎観光自動車 P−MS725S
初代エアロバスのハイデッカMの冷房装置についてもオプションでデンソー製の冷房が設定され、MS8と異なり導入した事業者は限られており岡崎観光についても途中からハイデッカMに切り替えた事業者であるのと名鉄塗装をベースとした塗装で導入した車両から塗装変更した車両の専用塗装です。
1995年5月撮影
東京空港交通 P−MS729SA改
リムジンバスが1989年に観光バスのみに導入したエアロバスのハイデッカMで全ての車両が直結冷房仕様の高出力エンジン車として導入し、一部の車両については後にリムジンバスに転用した車両も在籍していたが前面の社名表示灯については方向幕仕様となっていました。
1995年11月撮影
日本交通(鳥取) P−MS729SA改
鳥取の日交が運行する山陰特急バスの車両で本州における平成初期の高速バスの車両では珍しかったハイデッカの車両がこのエアロバスのハイデッカMでのちに導入するニューエアロバスと異なりトイレは左側後部に設置しているのが現在の車両と異なるところです。
1997年5月撮影 
岐阜乗合自動車 P−MS725S
岐阜バスが観光バスとして導入したエアロバスのハイデッカMは導入時期により窓の色が異なり、高速バスやかって運行していた空港リムジンバスに転用した車両も多く見られ一部の車両については専用塗装に変更せず観光バスの塗装のままの車両も見られました。
2003年5月撮影
三河交通 P−MS725S
蒲郡市にあるリゾート施設「ラグーナ蒲郡」が開業したのと同時にJR蒲郡駅からの直行バスが運行となり、専用車両の他に検査時などに対応する予備車両的な車両として観光バスから転用したエアロバスのハイデッカMで当時の名観グループ各社共通だった独特の円盤型アンテナ等が特徴ですが路線バスへの転用と同時に三面LED方向幕を新設しています。
2003年3月撮影
安全永楽交通 P−MS725S
2010年にバス事業から撤退した安全永楽が譲渡した初代エアロバスは譲渡と同時に施工した改造によって寒冷地化等の北海道で通常行われている改造の他に前面の社名表示灯を埋め込む改造を実施しており、譲渡時期や前に保有していた事業者により様々な改造方法で施工していました。
2003年6月撮影