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バリエーションファイル 7E 前期型
川崎市交通局 U−LV324K
いすゞのシャシーに架装した7Eで短尺車については独自のショートフロントオーバーハング仕様が設定され、この仕様については5Eとの並行生産だった時は生産されず平成元年排ガス規制の車両からの生産となっています。
川崎市営バスでは基本的には二段窓と青色ガラスが標準仕様となっていましたがこの時は一部の車両に限って逆T字窓と茶色ガラスの車両も並行して導入していた時代です。
1997年3月撮影
名古屋市交通局 U−LV224M
いすゞシャシーの標準尺でホイールベース5.2mにあたるM尺の7Eは全国的にみても少なく関東バス、ベイシティと並ぶ3扉車両を多数保有した名古屋市営バスの車両です。
名古屋市営バスの3扉車両は東武バスの車両と同じく中扉は引戸、後扉は折戸の変則的な組み合わせで降車時は中扉・後扉両方共に開閉します。
1994年11月撮影
三重交通 U−LV218Q
三交が保有するフルサイズ大型路線車両は殆どが標準尺か短尺となっていますが桑名地区においては高需用路線に限定して長尺車も併用し、当時の車両については1扉車を除いてリーフサス・標準出力エンジンですがこの車両の場合、エアサス・高出力エンジンを採用しています。
社番についてもいすゞ車に限ってサイズごとに区別がありますがこの車両は観光・高速用車両と同じ枠になります。
1995年8月撮影
ジェイアールバス東北 U−LV218M
JR東北が十和田湖方面の観光路線用に導入した車両の追加導入車で基本仕様は路線特性からみて観光バスや高速バスに準じた仕様で1扉・リクライニングシートを装備しています。
2004年7月撮影
小湊鉄道 U−UA440LSN
平成元年排ガス規制と同時にフルモデルチェンジを実施した日産ディのUAに架装した7Eで外観からみても旧型の最終モデルであるU/UA33と区別はラジエータグリルの形状が異なる程度となっています。
小湊の7Eは全国でも珍しく4メーカ全てで発注し数少ない日野やふそうの平成6年排ガス規制車も保有しています。
1999年8月撮影
東急バス U−UA440LSN
東急電鉄の貸切広告電車「TOQ−BOX」のバス版として東急バスにも在籍し電車と同様車体には東急の標準塗装をベースに色々なイラストが追加した外観となり、昔の東急バスの車両のバンパーは画像の様に白色バンパーが標準的な仕様となっていました。
1997年4月撮影 
琉球バス交通 U−UA510LAN
日産ディUAシャシーの高出力仕様に架装した7Eで全国的にも珍しくエンジンがV8を搭載している関係で垂直搭載となりふそうのシャシーに架装したのと同じ状態の室内標準座席配置となり、譲渡車両で中扉は溶接固定改造を施行しているが2扉は更に珍しい車両になっています。
2009年2月撮影
富山地方鉄道 U−HT2MMAA
ふそうと同様、導入した事業者が限られている日野のシャシーに架装した車両で汎用架装した車体では珍しくテールランプの位置も他のメーカと同じ位置に配置しこの時からラジエータグリルは日野独特の灯油缶型ですが二段グリルに変更したのがこの時における最大の変更点です。
地鉄の場合、7Eは日産ディと併用して導入し日野の場合全て平成元年排ガス規制の時の車両のみの保有となっています。
2003年4月撮影
京都バス U−HU2MMAA
関西では珍しい富士重工の大口ユーザで1997年までは大型路線車両についてはこの地区で唯一100%富士重工の車両に統一し、7Eについては特定用途を除いて黒色サッシの逆T字窓の組み合わせで京都市営バスと同様、茶色着色窓を採用していました。
2003年1月撮影 
遠州鉄道 U−HT2MPAA
日野のシャシーに富士重工のボディの組み合わせをまとまった台数導入し、全国でも珍しく短尺・標準尺・長尺全てのホイールベースの車両を保有する遠鉄の車両です。
この車両は特に台数が少なかった長尺車で全てが平成元年排ガス規制の時のみに導入し、室内もハイバックシートを採用しています。
1996年12月撮影
日東交通 U−MP218K
7Eの中で最も少なかったのがふそうシャシーによる架装で導入地区についても限られ千葉県では導入する事業者も多く、房総半島でのバス事業を行っている日東でも自社発注における7Eは日産ディとふそうを併用していました。
1998年4月撮影
京成電鉄 U−MP218M
ふそうシャシーの7Eを最後まで導入していた京成バスが保有する車両で台数が多いいすゞと異なりふそうの車両については全てが千葉県仕様の車両に統一され、松戸周辺で活躍していました。
1995年11月撮影
西武バス U−UA440NSN
一時は殆どが日産ディの車両で占めていた西武バスの車両は基本的には前中引戸ですが東京都区内用車両については時期によって前中四枚折戸や3扉の仕様も導入し、ホイールベースについても短尺・標準尺・長尺と揃い豊富なバリエーションで導入していました。
西武の3扉については降車する時は中扉のみを開閉し後扉については駅や終点等のみの扉扱いとなっています。
1997年3月撮影
名古屋市交通局 U−UA440LAN
1990年代に多数見られた車椅子対応のリフトバスは殆どが2扉車両による導入でしたが基幹2系統専用車両以外は3扉を採用していた名古屋市営バスが導入したリフトバスについても3扉で中扉が車椅子対応のリフトを備えた仕様で日産ディの車両が最も多く保有していました。
1995年2月撮影
イトキン U−LV324K
7Eにも自家用仕様の車両設定されていてシャシーメーカ各社の間では富士重工のボディを架装した自家用仕様の場合は7Bを推奨していた関係で7Eの自家用仕様は生産台数が少なく殆どがいすゞか日産ディのシャシーで架装していました。
1998年11月撮影
東京都交通局 U−UA440LSN改
1994年に登場した日産ディのCNGバスではじめて追加導入となった都バスの車両で1台目と異なり一般路線用で製造し通常の車両でははじめて22.5インチのチューブレスラジアルタイヤを使用し、後に型式取得して大量に導入した車両と足回りが異なる程度となっています。
1995年3月撮影
大阪市交通局 U−UA440LAN改
日産ディも低公害車としてCNGの他にふそうの「MBECS」に続く畜圧式ハイブリッドバス「ERIP」を開発し生産台数は少なく性能面でも殆どMBECSと同じ環境性能を持っています。
この車両は生産1号車で当初は大阪市営バスの標準塗装でしたが1998年にラインとホイールを黄緑色から水色に変更しています。
1998年8月撮影
関東バス U−HT2MLAH
富士重工が車体架装をしたバスで初めてとなねる低公害車として有名だった関東バスの車両で日野が東芝と共同開発した電気式ハイブリッドシステム「HIMR」を搭載した車両で2台が活躍していました。
そして日野のHIMRはオリジナルのボディを持たない日産ディを除いて低公害バスでは珍しく汎用車体の架装にも対応していました。
1995年11月撮影