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バリエーションファイル HD−T(2)
山梨交通観光バス U−LV771R
7HD登場後も継続して生産していたHD−Tで最も多く占めたいすゞU−LV7シャシーに架装した標準的な仕様の車両であり、シャシーはフルモデルチェンジを実施していないがP−LVと比べてラジエータグリルの形状が変更となっています。
更にこの年代に入ると国際興業グループの事業者によるいすゞ車の譲渡も富士重工ボディを架装した車両の譲渡が目立つようになります。
2004年11月撮影
安全永楽交通 U−RA520TBN
2010年にバス事業を撤退した安全永楽が保有していた日産ディU−RAシャシーに架装したHD−Tで全体的に見てもU−RAシャシー(含むU−RA53)では珍しい車両であり、シャシーはフルモデルチェンジを実施している物の従来のP−RA(含むU−UA53)との識別は難しい車両です。
2003年6月撮影
日交ハイヤー U−RU2FTBB
日産ディと同じく平成元年排ガス規制でフルモデルチェンジを実施した日野のシャシーに架装したHD−Tで、日産ディのシャシーに架装した車両と比べて日野の場合はISO10穴ホイールの標準採用やエンジン点検リッドの形状などに変化があり、初代セレガに例えると汎用架装車体には基本的にFS用が使われています。
2000年10月撮影
頚城自動車 U−MS726S
HD−Tでは最も架装台数が少なかったふそうMS7シャシーに架装した車両における標準的な仕様の車両で、導入した事業者も北海道や千葉を中心に偏った状態であり、頚城についてもふそうのMS7のハイデッカは殆どの車両が富士重工の車体を架装し、7HD登場後もHD−Tを導入してから7HDへ移行する事業者も見られました。
1998年5月撮影
イースタン観光 U−LV771R
2000年に廃業したイースタン観光が主力車両としていたのがHD−Tで、7HD登場後も数多くの車両を導入しシャシーについてもいすゞと日野のシャシーに架装した車両を併用し、大半はこのいすゞのシャシーに架装した車両で前面に社名表示灯を装備せず、独特なヘッドマークを装着していたのが最大の特徴でした。
1995年3月撮影
内山観光バス U−LV771R
イースタン観光が廃業してから保有していた車両が全国各地の事業者に譲渡され、自社発注した車両の他に少数の譲渡車を保有する内山観光へ譲渡した車両でこの型式でのHD−Tは自社発注した事例がなく、元々この事業者も1990年代前半まで社名表示灯を省略していた事もあり、譲渡後も社名表示灯を装備しないまま使用していました。
2001年5月撮影
三洋観光バス U−RU2FTAB
HD−TについてもR3に標準採用している側面大型拡大窓のサンダーカット仕様がオプションとして設定しており、この形状がHD−Tにおけるサンダーカット仕様の標準的な窓配列となり実際に導入した事業者は限られ北海道の事業者によく見られた形状の側面窓となっています。
1995年11月撮影
琉球バス U−RU2FTAB
7HD登場後にHD−Tを導入する珍しい事例で、琉球バスの場合昭和58年排ガス規制の時に導入したR3から平成元年排ガス規制で直接7HDへ移行せず日野のシャシーで一旦HD−Tを少しだけ導入してから7HDへ移行したが7HDと異なり社名表示灯なしや側面窓のサンダーカット仕様などR3の仕様をそのまま引き継いだ仕様としています。
1999年2月撮影
千葉中央バス U−MS716S
ふそうMS7シャシーに架装したHD−Tですが殆どの車両については前輪独立懸架仕様のシャシーで占めている中、平成元年排ガス規制に適合した車両にこの車体を組み合わせるのは珍しい事例であり、千葉中央が導入したU−MS7についてもこの車両は廃止となっている観光東京営業所時代の画像で一部の車両については空港リムジンバスに転用した車両も見られました。
1996年1月撮影 
関東鉄道 U−MS726S
関鉄では7HD登場後も生産終了までHD−Tを導入した事業者でもあり殆どの車両がいすゞのシャシーに架装した車両で占める中、この1台の車両だけがふそうのシャシーに架装した車両となり、新製当初から高速バスに使用していた1台です。
1997年3月撮影