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バリエーションファイル ニューエアロバスMM ハイデッカ(2) 
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名古屋観光自動車 KC−MM822H
1995年に初めてのマイナーチェンジを実施したニューエアロバスMMのハイデッカにおける標準的な仕様の車両で平成6年排ガス規制への対応の他にオプションで装着率が高かった前面の社名表示灯の標準化や新設計の前バンパーが特長で、当時の名観では補助席を持たない車両における側面窓は固定窓を基本としおり、9m大型車では珍しかった定員重視で乗車定員34人のピッコロUでこの時の車両ではサブエンジン式の冷房を採用していました。
1997年2月撮影
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小田急箱根高速バス KC−MM822H
現在のハイアットリージェンシー東京が旧名称の時に新宿駅西口からの送迎バスに運行していた小田急のニューエアロバスMMのハイデッカで元々は貸切車として導入した車両を送迎用に転用した車両で、大型観光・高速用バスでは標準的なT字窓を採用しており、此のホテルの送迎バスにおけるハイデッカも該当車両が最後で現在は超低床の路線用車両で送迎しています。
2002年5月撮影
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名古屋滋賀交通 KC−MM822H
ふそうの9m大型車のハイデッカでは他のメーカより先駆けて直結冷房の設定があり、中型バスの冷房を採用している関係から冷房装置は車両後方に搭載し、床下のトランクスペースがサブエンジン冷房車より容量が大きいのが特徴゛導入事例も多数見られた仕様の車両です。
2014年4月撮影
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中部観光バス(岐阜) KC−MM822H
他社に先駆けて採用した9m大型観光・高速型車両における直結冷房を搭載したニューエアロバスMMで、側面窓を観光・高速型車両では基本的な側面窓となるT字窓を採用した車両で、乗車定員が少ない車両でもT字窓を装着する事例は多く見られます。
1998年11月撮影
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兵庫中央バス KC−MM822H
中小型バスの固定窓仕様の車両によく見られる側面窓で最後部窓のみが換気対策の為に開閉可能な側面窓を採用する事例はよく見られるが、9m大型車における採用事例はフルサイズの大型車と同様に採用事例は珍しく、この車両では最後部の側面窓に限りメトロ窓を採用しています。
2018年11月撮影 
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徳島バス KC−MM822H
ニューエアロバスMMでは冷房装置のオプション設定として定評のあるデンソー製サブエンジン冷房をオプションで装着した車両で現在の大型観光・高速型車両は全ての車両がデンソー製の冷房を採用していますが当時では複数のメーカの冷房装置が見られ、ふそうでは三菱重工製の冷房が標準でデンソー製冷房がオプションとしての設定で2社の冷房装置が選択でき高年式車になるとデンソー製の冷房装置の採用事例が増加します。
2015年1月撮影
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静鉄ジョイステップバス KC−MM822H
ニューエアロバスMMのハイデッカは全年式通して標準仕様のEX仕様のみの設定となり、乗降扉においても標準設定のスイング扉の他に折戸の乗降扉がオプションとして用意され、採用する事業者は90年代に入ると減少しているがスイング扉の車両と比べると折戸の車両は狭い場所でも乗降が可能な扉の車両です。
2011年10月撮影
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阿波交通 KC−MM822H
直結冷房を採用し、側面窓の配置が前方は逆T字窓、後方は固定窓の側面窓を組み合わせた車両で、法規上補助席の装着が不可能な側面窓で前方の逆T字窓は通常の前向き座席、後方の固定窓は横向きに回転可能な座席を採用した一部の車両に見られた仕様でサイズに問わず現在の大型観光・高速型バスでは基本的に設定のない仕様です。
2011年1月撮影
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和歌山バス那賀 KC−MM822H
大阪からの移住者が増加している和歌山県北部から関西空港への空港リムジンバスが1995年から4年くらい運行をしていた和歌山バス那賀のニューエアロバスMMで、この地区からの関西空港への需要の関係から9m大型車のハイデッカによる運行事例は羽田空港でも一時見られたが全国的にも珍しい事例です。
1995年12月撮影
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商都交通 KC−MM822H
ニューエアロバスでは元々前面の社名表示灯についてはオプションとしての設定で社名表示灯をオプションとして装着しなかった事業者の車両で1995年のマイナーチェンジモデルにおいて逆に標準化した社名表示灯を省略する事例が一部の事業者で見られ、前バンパーの形状変更に伴い社名表示灯の部分に装着するフロントガーニッシュの形状も変更しています。
2003年4月撮影
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出雲一畑タクシー KC−MM822H
当時の一畑グループ各社の貸切車においては前面の社名表示灯を省略するのが基本でニューエアロバスにおいても平成元年排ガス規制に適合した初期生産車両では装着しなかったが社名表示灯の標準装備化後は再び省略する様になり、冷房も直結冷房を搭載しています。
2000年5月撮影
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浜松バス KC−MM822H
社名表示灯が標準装備化後に生産したニューエアロバスで社名表示灯を省略した車両に社名表示灯を後付で設置する場合はバンパーガーニッシュも社名表示灯に対応した仕様の部品に交換するのが基本だがこの車両においては社名表示灯を持たないフロントガーニッシュの部分に薄型の社名表示灯を搭載しています。
2015年3月撮影