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バリエーションファイル エアロキング 後期型(1)
笛吹観光自動車 KC−MU612TA
生産台数が多かったので再び新型自動車登録の車両となったエアロキングのマイナーチェンジモデルにおける標準的な仕様の車両で、この車両はマイナーチェンジモデルにおける納入1号車ですが観光バスとして導入した車両は珍しく、前照灯や運転席周辺をニューエアロバスシリーズと共通の仕様に変更しています。
1998年4月撮影
ジェイアール東海バス KC−MU612TA
この時のエアロキングによる夜行高速用車両の導入は1997にJR東海バスが名古屋−広島間の「セレナーデ」のダブルデッカ化によって導入した2台からはじまり、基本仕様についてはガイド席や前輪上の仮眠スペースを新設した以外は東名用の車両とほぼ同じ仕様としていました。
1997年4月撮影
近畿日本鉄道 KC−MU612TA
1997年の夏に近鉄が大阪−新宿間の高速バス「ツインクル」に近鉄としてはかっての競合車種だったグランビューの納入1号車以来のダブルデッカとなり、この型式による導入は2台に留まり、2000年代に入ってから本格的に導入されました。
1998年8月撮影
神奈川中央交通 KC−MU612TA
現在は夜行高速バスの運行から撤退している神奈中が「ハーバーライト」のダブルデッカ化の為に1999年に導入した車両で、平成10年騒音規制に適合させた一部改良後のモデルで外観についてもニューエアロバスシリーズと同様に前照灯はハロゲン式からHID式に変更となりオプションで装着している追突警報装置についてもユニットの小型化により社名表示灯との同時装着も可能となりました。
2000年1月撮影
はとバス KC−MU612TA
はとバスが1996年に都内の定期観光用の路線車として輸入車の代替でひさしぶりとなるふそう車としてエアロキングが導入され、この型式の車両は5台導入し現在は後に導入した同型式の車両と同じ塗装に変更していますが最初はこの様な独特な塗装を纏いホイールについても2008年の復活時に標準採用となったISO規格の10穴ホイールをオプションで装着しています。
1996年9月撮影
ケイビーバス KC−MU612TA
関東バスの分離小会社で現在は関東バスと合併し過去の事業者となったKBが運行していた時の新宿−奈良間の高速バス「やまと」用のエアロキングで共同運行している奈交の車両と同様で更新修繕を施工するまでは高速バスの車両としては珍しく方向幕を搭載した社名表示灯を装着していない車両でした。
2000年8月撮影