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バリエーションファイル エアロミディMK・路線仕様 後期型(2)
東濃鉄道 KC−MK219J
1995年に一部改良を実施したエアロミディMKの路線仕様の標準的な仕様の車両で、東鉄においては一時中型路線車両の導入が中断してからの導入再開により、扉配置など様々な部分に変更点が見られた他、後に日産ディ車の導入が本格的になりエアロミディMKの路線仕様におけるツーステップの後期型は東鉄では珍しい車両でした。
1998年8月撮影
南海電気鉄道 KC−MK219J
南海においてもこの時に中型路線車両を纏まった台数導入した事業者で、関西の事業者ではよく見られた前後扉を採用し、老朽化と使用車種規制によって廃車後は全国各地の事業者に対して譲渡事例が見られた車両です。
2001年8月撮影
名古屋鉄道 KC−MK619J
1998年に名鉄が当時で5年ぶりとなる中型路線車両として1台だけ導入した車両で、仕様面においても扉配置が前後折戸から前中折戸に変更したほか、エアサスの採用や側面窓を逆T字窓にするなどこの当時に導入していた基幹バス用のニューエアロスターに基づいた仕様です。
2001年3月撮影
東京都交通局 KC−MK219J
都バスも1990年代後半に入って中型路線車両の代替で纏まった台数の中型路線車両を導入し、1998年度に導入した車両については九州以外の地区の車両としては珍しく扉配置に前中四枚折戸を採用したのが特徴で、アイドリングストップ装置もオプションで装着しています。
1999年3月撮影
サンライズバス KC−MK219J
1989年に名鉄の蒲郡営業所を分社し、現在の名鉄バス東部にあたるサンライズバスが導入したエアロミディMKの路線仕様で、最初に導入した中型路線車両は同じエアロミディMKですが前期型の観光・自家用仕様の車両を2扉にした独特な車両でしたがこの時に導入した車両については通常の路線仕様の車両で基本仕様についても1993年までの名鉄の中型車とほぼ同じ仕様としています。
1998年3月撮影
石見交通 KC−MK619F改
中型路線車両としてはほぼ中国地区の事業者で占めていたエアサス仕様の短尺車で、エアロミディMKの路線仕様においてはメーカとしては正式にこの組み合わせの車両は設定しておらず、石見が独自で導入したこの車両には当時の中型路線車両では珍しいニーリング装置を備えています。
2007年8月撮影