バリエーションファイル 7E 後期型
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相模鉄道 KC−LV380L
ホイールベースを見直してエンジンを水平配置のL6から垂直配置のV8に変更する等大幅なマイナーチェンジを実施したいすゞのシャシーに架装した7Eで、ボディについてはラジエータグリルの形状が異なる程度となり、一部の事業者では標準尺から変更する事業者も見られました。
1996年9月撮影
遠州鉄道 KC−LV380N
遠鉄の7Eは殆どが日野のシャシーで架装したが平成6年排ガス規制の時におけるいすゞ車についてはボディが日野と同じ7Eとなり、燃費対策から全ての車両がアイドリングストップ装置をオプションで装備しています。
そしてホイールベースについては日野車では全体的にみて全てのホイールベースの車両を保有していますがいすゞについては全て標準尺となります。
1998年7月撮影
名古屋市交通局 KC−LV280N
名古屋遊覧が廃業と同時に名古屋市内の観光路線バスが廃止となり、出資先であった名古屋市営バスが2006年の夏に当初は土曜・休日限定で「観光ルートバス」を運行開始し後に専用車両「メーグル」の導入までの間暫定的に使用していた車両でした。
2006年8月撮影
横浜市交通局 KC−LV280Q
横浜市営バスで一部区間首都高速を走行し、時代の流れで観光重視から通勤重視の路線になった109系統専用車両として導入した長尺・高出力の車両でいすゞ車としては珍しい富士重工ボディが架装され、バリエーションとしては109系統専用車以外も在籍しています。
1998年4月撮影
川崎市交通局 KC−UA460HSN
1990年代半ばに入ると川崎市営バスでは当時の川崎市内にいすゞとふそうの工場がある関係でいすゞとふそうの2社導入体制から脱却し、低公害車両から4メーカ全ての導入を開始し後に一般車も導入され、平成6年排ガス規制の7Eは殆どが日産ディとなり、一部の車両については逆T字窓のアウターガラス仕様の車両も導入しました。
1997年3月撮影
新潟交通 KC−UA460HSN
長尺・前後扉が主力だった新交の車両で日産ディに限って長尺車の導入がなく当時の車両では珍しい前中扉の車両でオプションとして前のバンパーにコーナリングランプを装備していますが、灯火器具類はシャシーメーカの支給品となる為メーカによって形状が異なります。
2009年8月撮影
名古屋市交通局 KC−UA460LAN
1988年式から大型バスは基幹2系統専用車両以外は3扉を採用し続けた名古屋市営バスによる最後の3扉車両となった1998年式の車両で、側面に緑色の逆T字窓やアイドリングストップ装置等後に標準的となる装備をし、外観や内装も大きく変化した車両です。
1998年5月撮影
東京ベイシティ交通 KC−UA460NSN
2000年まで3扉の車両を導入していたベイシティが保有する貸切登録の特定輸送用の車両も当時の路線車両と同じ3扉で塗装が異なるのと運賃箱を備えていない程度の仕様で路線車両には在籍していない日産ディの車両で一部はこの様にTDRの塗装をした車両もいました。
2002年8月撮影
ジェイアールバス関東 KC−UA521NAN
JR関東が保有する前扉のみの路線車両でエンジン搭載方法が標準出力車と異なる搭載方法を採用した日産ディの高出力仕様では珍しい7Eを架装し、宇都宮周辺の中距離路線に使用しています。
2004年7月撮影
茨城オート KC−HT2MMCA
日野のシャシーで2台のみ導入した茨城オートの7Eで、台数が少ない日野のシャシーに対する架装も1998年で架装廃止となり、日野の特徴でもあった灯油缶型ラジエータグリルも継続し外観では従来の車両と区別はほぼ不可能となっています。
2009年8月撮影
阪東自動車 KC−HT2MMCA
昔から日野シャシーに富士重工のボディを架装していた阪東の車両で首都圏の事業者では珍しいメトロ窓を側面窓に採用し、阪東における富士重工ボディ末期の日野車についてはブルーリボンとの併用で導入し車両の代替サイクルが早いので廃車後は多数の車両が全国各地で活躍しています。
1999年8月撮影
関東自動車(栃木) KC−MP217K
日野より先の1997年に架装廃止となったふそうのシャシーに架装した車両で平成6年排ガス規制に適合した車両になると生産台数が更に少なくなり、すべてのシャシーがMP2/6シリーズで架装し更にこのシャシーでは珍しいアイドリングストップ装置をオプションで装着しています。
2004年7月撮影
西肥自動車 KC−MP617M
西肥の7Eは殆どが日産ディのシャシーに架装されたがこの時になり1台だけふそうのシャシーに架装した車両が登場し、九州における7Eは関西に比べて珍しくないがシャシーを除けば日産ディと共通とした仕様になっています。
2008年7月撮影
江ノ島電鉄 KC−LV380Q
江ノ電の車両も一時、神奈中と同じ位置に運賃支払表示幕を装備した車両を導入し、外観でも長尺車中心なのと前のバンパーも標準位置に装備しているので直ぐに区別が可能です。
この頃になると江ノ電の7Eもこの時から日産ディとの併用でふそうからいすゞにシャシーメーカを変更しています。 
1997年7月撮影
大阪市交通局 NE−UA4E0HAN
日産ディのシャシーにはCNG仕様が設定され排ガス規制に適合させ新型自動車登録として正式に型式取得して多数の事業者へ納入され、大阪市営バスの場合、低公害車両については1998年から帯色を黄緑色から水色に変更しています。
1998年8月撮影
富士急行 NE−UA4E0LSN
山梨ではCNG車の普及が進み富士急でもCNG車を導入し、山岳路線もある関係でエンジンについては日産ディがオプションで設定していた高トルク仕様のエンジンを選択し、更に塗装も低公害車両専用塗装を採用して途中からは特注の側面窓で下側が少したげ開閉できる様になっています。
1999年11月撮影
札幌市交通局 NE−UA4E0LAN
北海道の事業者では初めての導入となるCNG車で現在は事業撤退している札幌市営バスが導入した車両でメーカから長尺シャシーへの対応が出来ないので北海道における自社発注車両としては珍しい標準尺を採用し塗装についてもCNG車をアピールする塗装になっていました。
1997年10月撮影
東京都交通局 KC−UA460HAN改
日産ディが開発した畜圧式ハイブリッドシステム「ERIP」を搭載した車両がで採用した事業者も少なく全てがエアサス車で製造し、殆どの車両が都市部で活躍し冷房についても富士重工内製の専用品を搭載しています。
1996年9月撮影