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バリエーションファイル 7HD(7M) 後期型
三重交通 KC−KV781R
1995年に前後のデザインを一新するなど大幅なマイナーチェンジを実施した7HDで1998年の途中まで架装していたいすゞLV7シャシーに架装した標準仕様の車両で、三交ではこの時の車両を最後に暫くの間観光バスにおける12mハイデッカ車の導入が中断となりました。
2010年12月撮影
東京ヤサカ観光バス KC−LV781R1
いすゞのシャシーに架装した7HDは1998年の途中からシャシーがガーラのシャシーに変更となり、外観については従来と同じですが運転席周辺の形状が異なるのと実際に導入した事業者は少なく、東京ヤサカでは従来の車両で採用していた側面カーブガラスは通常の平面ガラスに変更しているので従来のシャシーとの区別が可能となっています。
1999年7月撮影
東都観光バス KL−LV774R2
2003年のバス車体架装撤退まで東都ではR21シリーズ登場後も引き続き7HDを導入し、いすゞと富士重工が同一資本になってから生産した7HDは殆どが東都のKL−(長期排ガス規制)規制の車両で新型ガーラの一括発注により一部の車両は廃車となり各地で譲渡例が見られる車両です。
2002年10月撮影
ジェイアールバス関東 KC−LV781R1
ボルボシャシーの7Sを大量に導入したJR関東でも同じR17シリーズのハイデッカとなる7HDの12m車を高速バスとして導入した車両もいすゞのガーラのシャシーに架装したこの1台の導入に留まり、仕様としてはコスト重視の時に導入した車両で廉価仕様に側面T字窓を採用したのとオプションで追突警報装置を搭載していますが日産ディの車両と異なり前ナンバープレートの位置は標準仕様と同じ位置となっています。
2001年9月撮影
アンビ・ア KC−RA531RBN
日産ディのシャシーに架装した大幅マイナーチェンジ後の7HDにおける標準的な仕様の車両で、基本的に日産ディのシャシーに架装した車両には専用の前バンパーが用意されたのが特徴で、アンビ・アにおいてもこの時の車両が最後の日産ディ車となります。
1999年3月撮影
西武バス KC−RA531RBN
西武が羽田空港へのリムジンバスに参入した時に導入した車両は新製を行わず観光バスとして導入した7HDを転用した車両であり、大宮−羽田空港線に使用していたこの車両はオプションでホイールがISO規格の10穴ホイールを装着しています。
2001年5月撮影
会津乗合自動車 KC−RU3FSCB
1998年まで架装していた日野のシャシーに架装7HDにおける標準的な仕様の車両で、この時から後部のエンジン点検リッドの形状は4メーカ共通の仕様となり外観が似ているいすゞのシャシーに架装した車両と区別が付きにくく、会津バスにおいても1998年までの大型車は基本的に富士重工の車両を採用していました。
1997年4月撮影
国際観光バス KC−RU3FSCB
現在は国際興業観光の一部となり、初代セレガの納入1号車を導入した東京日野の子会社だった国際観光の車両でセレガの他に日野のシャシーに架装した7HDも保有していた事があり、仕様としては標準仕様の車両でシャシーについても日野のシャシーに架装した7HDは初代セレガに例えるとFS用とFD用両方のシャシーに架装していました。
1998年10月撮影
北海道中央バス KC−RU3FSCB
中央バスにおける7HDは4メーカ中3メーカのシャシー対して架装実績があり、
高速バスと観光バスの両方に採用され後期型に入ると殆どが日産ディのシャシーによる架装で占め日野のシャシーに架装した車両は高速バス車両の比率が高く主に札樽高速線で活躍している車両については中距離の路線バスとして運用する事もあります。
1997年10月撮影
日東交通 KC−MS829P
7HDの中で最も架装台数が少なかったのがふそうのMS8シャシーに架装した車両で、前期型に比べると導入事例は多いが殆どの車両が千葉県内の事業者による導入で占め、日東交通でもいすゞ、日産ディのシャシーに架装した車両と併用してふそうの車両も導入され、乗降扉についても折戸を採用していますが当時の観光バスの車両は茶色の着色窓となっています。
1999年8月撮影
東京シティバス KC−MS829P
都内で契約輸送や観光バスを運行している東京シティバスが1台だけ導入した7HDで、千葉県以外の事業者では珍しいふそうMS8シャシーに架装した車両で、基本仕様についてもメーカの標準仕様に基づいた仕様ですが定員重視とした仕様の車両となっています。
1998年11月撮影
広島県警 KC−LV781N
7HDにおける短尺車は何処のメーカのシャシーに架装しても生産台数が少なく珍しい車両で、広島県警の音楽隊用人員輸送車両に採用したこの車両はいすゞのシャシーに架装した車両で仕様としても標準的な仕様の車両となり、警察の音楽隊用車両としては珍しく大型の貨物扉を装備していない仕様となっています。
2004年10月撮影
総和交通 KC−RA531MBN
日産ディの短尺シャシーに架装した7HDで、日産ディのシャシーの場合はこの時からホイールベースの変更により全長が短くなり、総和交通では元々自家用登録だった車両を譲渡した車両でメーカの推奨仕様における廉価仕様となっています。
2003年9月撮影
立山黒部貫光 KC−RU3FPCB
元々は立山開発鉄道がアルペンルートの立山高原バスの車両として導入し合併により引き継いだ日野の短尺シャシーに架装した7HDで、日野も日産ディと同じくこの時にホイールベースを変更しており、全長も11m級と11.5m級の二種類から11.5m級のみに統一され仕様としてはメーカ推奨の廉価仕様をベースとし側面窓の配置も三交の近距離高速車と同じ窓形状となっています。
2010年8月撮影
昭和自動車 KC−RA531MBN
サンプル車(型式審査車両)の譲渡事例が多く見られる昭和バスが1999年頃に譲渡した日産ディの短尺シャシーに架装した7HDで、この車両は元々該当型式の新型自動車としての型式取得用に製造したサンプル車で前面周辺については前期型と同じ外観となっています。
2004年9月撮影
京成電鉄 KC−LV781R
日産ディ以外のシャシーに架装した7HDで冷房装置をオプションでデンソー製の直結冷房を搭載した車両は珍しく、いすゞのシャシーにおいて京成が1996年に導入した一部の空港リムジンバスと兼用した高速用車両で導入し、冷房装置以外は他の車両と同じ仕様となっていました。
1997年7月撮影
日本中央バス KC−RA531RBN
日産ディのシャシーに架装した7HDでデンソー製直結冷房をオプションで装着した車両で、1999年頃の冷房装置の仕様変更前に生産した車両で日本中央が群馬県内から羽田空港へのリムジンバスの車両としてガーラTと併用して導入したこの7HDは空港リムジンバスの車両としては珍しく側面固定窓を採用しており、間合い運用で高速バスにも活躍してました。
2001年8月撮影
大阪ヤサカ観光バス KC−LV781R
7HDの標準仕様には側面窓にカーブガラス仕様が設定され、U−規制の時の前期型では採用事例も多くみられましたが後期型についても引き続きこの仕様はオプションとして継続設定されたが実際に導入した事例が少なく、殆どの車両がヤサカグループ各社で占めていました。
1999年1月撮影
小湊鉄道 KC−RA531RBN
1990年代半ばまで殆どの車両が富士重工の車両で占めていた小湊が富士重工の車両としては末期の時に導入した近距離高速用の7HDで、シャシーメーカ問わず富士重工標準仕様のバンパーを装着しており、日産ディの車両についてもこのバンパーを装着しているのとラジエータグリルが右側に設置しているのでふそうMS8シャシーに架装した7HDに似た感じとなります。
2000年3月撮影
ケイエム国際 KC−LV781R
いすゞのシャシーに架装した7HDは前期型の時は富士重工標準仕様のバンパーを採用せず規格型の角型前照灯を採用したいすゞシャシー専用のバンパーを標準採用していたが後期型からはメーカ専用バンパーは日産ディのシャシーに架装した車両のみとなり、逆に日産ディ以外のシャシーにこのバンパーを採用した車両は珍しいです。
1998年5月撮影