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バリエーションファイル ニューエアロバス ハイデッカ 後期型(2)
濃飛乗合自動車 KL−MS86MP
2000年に一部改良を実施したニューエアロバスのEX仕様における標準的な仕様の車両で、基本的には1999年の騒音規制強化後の車両と同じ仕様となり、濃飛バスにおけるニューエアロバスは観光バスに導入した車両は短尺車を採用していたが長期排ガス規制適合車から長尺車に変更となり2003年以降に導入した車両については新製当初より触媒を採用しています。
2004年4月撮影
滋賀観光バス KL−MS86MP
保有車両の殆どがふそう車で占めている滋賀交通グループにおけるニューエアロバスのハイデッカの導入は一時的にスーパーハイデッカを導入していた関係で遅く、殆どの車両が定員重視とした仕様であるのと冷房についてはオプションで設定し高年式車両になると装備率が高かったデンソー製の冷房装置を搭載しています。
2011年1月撮影
岸和田観光バス KL−MS86MP
ニューエアロバスでは高年式車両になるとデンソー製の冷房装置の他にISO規格の10穴ホイールをオプションで装着する車両も多く見られ、標準装備のJIS規格のホイールに対して整備性に優れ複数のメーカの車両を採用している事業者のほか、きしかんの様に保有している貸切車がふそうのみの事業者においても採用事例が多く見られた仕様です。
2010年12月撮影
両総グランドサービス KL−MS86MP
観光バスや成田空港関連の特定バスを運行している両総グランドサービスでは保有する車両の冷房装置については殆どの車両が床下のトランクスペースの容積の関係でオプションで設定している菱重製の直結冷房を搭載し、空港リムジン車では東日本地区を中心に多く見られるが貸切車における採用事例はデンソー製と異なり採用事例が少なく珍しい仕様となります。
2012年10月撮影
広島電鉄 KL−MS86MP
1993年に広島空港が現在地に移転したのと同時に広島市内から市内の各事業者が共同輸送でリムジンバスを運行し、最初に導入した車両以外の専用車については冷房をサブエンジン式から直結式に変更し、広電が導入したこのニューエアロバスは冷房装置にオプションとして設定していたデンソー製の直結冷房を搭載し、ニューエアロバスにおける直結冷房車は用途に問わずデンソー製の冷房装置の採用事例がよく見られました。
2012年8月撮影
ジェイアールバス東北 KL−MS86MP
2001年以降、JR東北では3列シートの夜行高速バスの車両に対して納入価格の関係からスーパーハイデッカからハイデッカに変更となり、東北各地から関東地区への夜行便については途中で運転士の交代を行うため床下の乗務員仮眠室を設置していないが室内レイアウトについては従来導入していたスーパーハイデッカと同じく右側ホイールベース中央部分にトイレを設置した仕様でオプションとしてISO規格のホイールやディスタンスウォーニング(追突警報装置)を装着しています。
2005年4月撮影
日本中央バス KL−MS86MP
2001年から夜行高速バスの運行を始めた日本中央が導入したニューエアロバスの夜行高速車両で、上の画像のJR東北の車両と異なり座席は3列独立シートですがトイレや乗務員仮眠室を車両後方に設置した仕様でこの時から夜行高速バスの車両にハイデッカを導入する事業者が本格的に見られるようになりました。
2001年4月撮影
日本交通(鳥取) KL−MS86MP
鳥取県内から関西地区への高速バスを運行している鳥取の日交では3列シートを採用したニューエアロバスで、九州島内以外の事業者でハイデッカにおける3列シート車両を早い時期から導入を行い、2000年の一部改良モデルから冷房をサブエンジン式からデンソー製の直結式に変更となり、方向幕については前面の社名表示灯のみで他の部分の行先表示についてはサボで表示しています。
2011年5月撮影
関西空港交通 KL−MS86MP
関西空港から各地へ空港リムジンバスを運行するKATEが1996年から導入を開始したふそう車で、1997年から導入を始めたニューエアロバスにおいても他のメーカの車両と仕様面を共通とした仕様でデンソー製直結冷房やISO規格のホイールを装備し、床下のトランクルームのリッドについても左側にスライド式を採用しています。
2011年8月撮影
東京空港交通 KL−MS86MP
一時はフィリピンからの逆輸入車を大量発注し日産ディ車の独占導入を行っていたリムジンバスが2001年から日産ディ以外の車両の導入を再開してから導入したニューエアロバスで、この時導入した車両から側面T字窓や車体色バンパーの採用などの変更点が見られたが冷房については導入再開前と同じくオプションとして設定していた菱重製の直結冷房を採用し、床下トランクルームのリッドについてはスライド式からスイング式に変更しました。
2012年10月撮影
大阪空港交通 KL−MS86MP
伊丹空港を中心に空港リムジンバスを運行するOKKが西工が架装する車両と併用して2002年からニューエアロバスの導入を開始し、西工の車両と同じくOKK独自のサブエンジン式冷房にスライド式トランクリッドの組み合わせをニューエアロバスでも採用し西工が架装した車両と比べて導入台数も少なく全ての車両が空港リムジン用となっています。
2011年5月撮影
明星自動車 KL−MS86MP
ニューエアロバスのハイデッカにおける車椅子乗降用のリフトを装備した車両で、この車両の場合は左側後方にリフトを装備した仕様で現在の大型観光・高速型車両では補機類の関係で採用できない仕様であり、明星自動車でも最近ではふそう車の納入事例がないがオプションとしてデンソー製の冷房装置やISO規格のホイールを装着しています。
2012年11月撮影
京阪バス KL−MS86MP
京阪の車両では珍しい貸切車として導入したニューエアロバスで、車両の外観にや座席配置については京都市内の定期観光用の路線車両と同じ仕様を採用し、京阪の定期観光用車両独自の便名表示器や側面のサボ受け等が貸切車においても装着し定期観光路線の臨時便に対応しているのとこの時から高速車に限られていたISO規格のホイールも全面採用になりました。
2010年11月撮影
岐阜バス観光 KL−MS86MP
岐阜バスグループ各社では2002年ごろからニューエアロバスのハイデッカは基本的に廉価仕様のSA仕様の導入となり、元々1995年のマイナーチェンジモデルで全面の社名表示灯を省略していましたが、廉価仕様のSAしようでは社名表示灯自体がオプションとしての設定である為この様な外観が標準的な仕様であり、そして2000年の一部改良でブレーキがフルエアブレーキを標準化する変更も行いました。
2012年11月撮影
ジェイアールバス関東 KL−MS86MP
1998年のマイナーチェンジモデルから廉価仕様となるSA仕様を導入する様になったJR関東では新製時に配属した支店や営業所によって若干異なる仕様の車両が導入され、基本的にはISO規格の10穴ホイール・デンソー製冷房装置を採用していますがこの車両の様にJIS規格の8穴ホイールを装備した車両など若干異なる仕様の車両も在籍しています。
2001年9月撮影
関東鉄道 KL−MS86MP
常磐道を中心に茨城県各地から関東地区周辺に高速バスを運行している関鉄が保有するニューエアロバスで1台だけ仕様が異なる車両が在籍しており、通常の車両では乗降扉が折戸なのに対してこの車両ではスイング扉で水戸−京都・大阪間の高速バスの続行便に対応する車両として導入した車両です。
2011年7月撮影
神奈中ハイヤー KL−MS86MM
2000年の一部改良後のニューエアロバスにおいても引き続きハイデッカの短尺車が設定され、この車両は標準仕様のEX仕様で当時の神奈中ハイヤーにおいても旧トンネル時代の上高地の釜トンネルの走行対応車両として導入したのと濃度に問わず緑色着色窓が標準的となった長期排ガス規制に適合した車両では珍しい側面窓が濃色青色窓を採用しています。
2002年12月撮影
三河交通 KL−MS86MM
殆どの車両がオプションで前面の社名表示灯を装着した車両が殆どを占める中でメーカの標準仕様となる外観を持つニューエアロバスの廉価仕様となるSA仕様の短尺車で、当時の名観グループ各社では2000年前後に纏まった台数の旧トンネル時代の上高地の釜トンネル走行対応車として導入された車両となります。
2002年6月撮影