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バリエーションファイル セレガFD 最終型
遠州鉄道 KL−RU4FSEA
2000年にマイナーチェンジを実施した初代セレガのフルデッカ(FD)の標準仕様における標準的な車両で、この時のマイナーチェンジで前面の形状が変更となり、遠鉄では傘下の浜松観光とおわせて多数の車両を導入し、観光・高速型車両では珍しいアイドリングストップ装置をオプションで装着しているのが特長で、銀色の車体の車両で導入した遠鉄のセレガについては2000年が最後となります。
2001年8月撮影
名鉄東部観光バス KL−RU4FSEA
大手私鉄では最後まで直結資本で自動車ディーラを傘下におさめていた名鉄グループの事業者では2000年代に入ると名鉄東部観光の様に元々から保有している事業者以外の事業者への納入も行われ、2008年に名観と合併した名鉄東部観光の車両は前面の社名灯が方向幕仕様となり、この車両は合併後も塗装の変更は実施せず吸収合併した豊田観光の塗装を纏っています。
2000年12月撮影
奈良交通 KL−RU1FSEA 
奈交ではハイデッカにおいても高出力仕様の車両を採用しており、初代セレガでは2000年のマイナーチェンジでエンジンを初代プロフィアのセミトラクタに搭載していたF17D型のインタークーラ付ツインターボ仕様のエンジンを採用しているのが特長で、大型観光・高速型車両のハイデッカではJR系事業者向けに最後の国鉄専用車となったMS735型に搭載していたエンジンを搭載した初代エアロバス以来となるV8エンジンによる過給機付エンジン車となりました。
2001年7月撮影
三岐鉄道 KL−RU1FSEA
保有車両の中でフルサイズ大型車については原則的に高出力車を採用している三岐の初代セレガで、導入台数の殆どを占めるフルデッカにおける2000年のマイナーチェンジモデルで導入時期によって乗車定員や窓の色が異なるなどの差異が見られ、塗装についてもこの車両の様な初代セレガで最初の時のフルデッカの撮影用特別仕様車(デモカー)の塗装から別の塗装への塗装変更を進めています。
2011年2月撮影
伊予鉄道 KL−RU1FSEA
日野の正規ディーラを傘下にもち保有車両は自社発注による日野に統一している伊予鉄が導入した4列シートの昼行用高速車で、エンジンについては貸切車と異なり高出力仕様のエンジンを採用し、2003年に愛媛ナンバーの書体変更に伴い新書体に変更した車両の1号車となった車両です。
2011年8月撮影
ジェイアール東海バス KL−RU1FSEA
一時初代セレガはFSの標準仕様を導入していたJR東海バスは2003年から再び高出力エンジンを搭載したフルデッカ(FD)の導入を行い、窓の色を濃色茶色から緑色に変更した以外は従来の車両とほぼ同じ仕様で東名・名神ハイウェイバスを中心に走行し、一部の車両については一時的に空港リムジンバスに転用していた車両もありました。
2003年5月撮影
四国交通 KL−RU4FSEA
明石海峡大橋が開通した年の夏から繁忙期に試験運行を実施してから2000年に定期化した四国交通の「しこくさぶろうエディ」の専用車両で最初に導入した車両と異なり、親会社となる徳バスの「エディ」と同じ外観を採用し初代セレガにおける4列シート・左側後部トイレをもつ標準仕様による昼行高速仕様の車両となっています。
2001年8月撮影  
近鉄バス KL−RU4FSEA 
2000年に近鉄が高速車として導入したセレガFDの廉価仕様の車両で、実際に近鉄の初代セレガFDで側面窓に観光・高速型車両では標準的なT字窓を採用したのはこの車両が初めてで塗装については夜行高速車両と同じ塗装を採用していたが現在は観光バスと同じ塗装に変更しています。
2001年4月撮影
ジェイアールバス東北 KL−RU4FSEA
初代セレガにおける2000年のマイナーチェンジモデルでは用途に合わせてFDかFSを併用して導入を行い、FDについては貸切車に限定して導入したJR東北の車両で、元々高出力仕様の車両を導入していましたが標準出力に変更しているのが特長であるのと一部の車両ではJR東日本のツアーオペレーション車両も見られました。
2002年12月撮影
ヤマハ発動機 KL−RU4FSEA
日野の親会社となるトヨタが一部のエンジンの外部調達を行っているヤマハ発動機が導入した初代セレガのFDで、2000年マイナーチェンジモデルにおける前面の社名表示灯を省略した車両で、ブルーリボンRU60/63シリーズ後期型やメルファの用にフロントガーニッシュの装着のみとなっています。
2003年7月撮影
奈良交通 KL−RU1FSEA
初代セレガにおける車椅子乗降対応のリフト付車両についてもメーカの推奨仕様に設定され、Fシリーズではフルデッカ(FD)のみの対応となり、リフトの設置位置も中央配置と後方配置の二種類が設定され、冷房についてもリフトの位置に拘らず屋根配置の直結冷房を採用し、奈交が採用している高出力仕様については補機類の関係で中央配置仕様のみとしていました。
2002年12月撮影
大分バス KL−RU4FSEA
1台だけ大分バスが福岡−大分間の高速バス「とよのくに」に導入した初代セレガで、導入当初は「とよのくに」の共通塗装でしたが更新修繕と同時に自社塗装に変更され、床下仮眠室を装備しない車両でトイレの位置がホイールベース右側中央に設置している車両については左側のトランクリッドが標準サイズの2スパンとなります。
2012年8月撮影
秋田中央交通 KL−RU1FSEA
秋田中央が新製導入したハイデッカの高速車両としては珍しい日野車で、ほぼ同時期に導入した初代ガーラとことなり、このセレガは「フローラ」の専用車として導入した車両で、スーパーハイデッカの車両と異なり左側後部にトイレを設置した室内となっていました。
2008年4月撮影
道南バス KL−RU1FSEA
3列シートの長距離高速バスの車両は基本的にスーパーハイデッカを採用している道南バスが導入した初代セレガのフルデッカ(FD)による3列シート車で、元々札幌−函館間の高速バスに導入したが座席配置等がスーパーハイデッカと異なり、札幌−日高間の専用車両として使用し、3列シートの車両では珍しい側面窓がT字窓を採用しています。
2003年6月撮影
京阪バス KL−RU4FSEA
関西空港へのリムジンバスの専用車として導入した車両はセレガに統一している京阪バスの車両で、初代セレガでは2000年のマイナーチェンジモデルのメーカ推奨仕様にも空港リムジンバスの推奨仕様が設定され、屋根搭載仕様の直結冷房やスライド式トランクルーム等の採用により、フェンダーアーチの形状がフルデッカですがスーパーミドルデッカ(FS)のフェンダーアーチと同じ形状になります。
2000年8月撮影
東急バス KL−RU4FSEA
初代セレガは2002年の年末に生産拠点を日野車体(現・トランテックス)から分社した二代目日野車体(現・ジェイ・バス小松事業所)でシャシーおよびボディの一環生産を開始した時に一部改良を実施し、左側ミラーの形状変更の他に屋根搭載仕様の直結冷房車については窓割りの変更が行われた後に生産した車両です。
2011年1月撮影
東京空港交通 KL−RU4FSEA
導入する車両は日産ディ車の独占導入が続いていたリムジンバスが2001年から日野とふそうの車両の導入が再開され、2001年に導入した車両については空港リムジン用・貸切用問わず直結冷房を採用しているがこの時の車利用については床下のトランクルームのリッドがメーカ推奨仕様と異なるスイング式のトランクリッドを採用しているため、リムジンバスの車両では珍しい仕様の車両となりました。
2012年10月撮影
東武バスセントラル KL−RU4FSEA
東武の初代セレガのFシリーズは基本的にスーパーミドルデッカ(FS)ですが空港リムジン用に新製した車両に限りフルデッカ(FD)で屋根搭載仕様の直結冷房を採用しているのは空港リムジンバスでよく見られる仕様ですが、東武の車両についてはフルデッカでは珍しい前面窓が左右分割窓を採用しているのが特長です。
2012年10月撮影